為になるはなしを入手 その7
一般に、カルテルに参加する企業数が多くなるほど、協定相手を信頼することができにくくなりますから、また、裏切りの挙に出やすくなりますから、それだけカルテルのジレンマの現出する蓋然性が高いと考えられます。
海外旅行ブームに目をつけた異業種の企業が続々参入し、いまでは一般旅行業のライセンスをもっているのは700業者近くになっています。
そのため、旅行業者間の競争が激しくなったことが、カルテルのジレンマを現出させ、IATAの定めた最低販売価格を形骸化させたといってよいでしょう。
そして、海外パック旅行の安売り競争が旅行業者の収益を悪化させる状況を招いているとして、こうした状況をくい止めるために、航空会社と旅行業者が結託して=疋料金以下の値段では売らないよう取り決めていたと考えてよいでしょう。